投稿者: 塩辛と お茶漬け

  • わたしが示す地へ行きなさい

    静まりの時

    • テーマ:聖別された者
    • 聖書箇所:創世記12・1~9
    • 日付:2026年01月27日(火)

    1 主はアブラムに言われた。
     「あなたは、あなたの土地、
     あなたの親族、あなたの父の家を離れて、
     わたしが示す地へ行きなさい。
    2 そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、
     あなたを祝福し、
     あなたの名を大いなるものとする。
     あなたは祝福となりなさい。
    3 わたしは、あなたを祝福する者を祝福し、
     あなたを呪う者をのろう。
     地のすべての部族は、
     あなたによって祝福される。」

    カナンに向かい出発したアブラハム(アブラム)たちは、なぜかハランまで来るとそこに住むようになりました。そんな彼らに神さまは「わたしが示す地へ行きなさい」と語られました。このお告げをうけてアブラハムたちは再び出発しました。そうしてカナンの地に到着しました。

    4 アブラムは、主が告げられたとおりに出て行った。ロトも彼と一緒であった。ハランを出たとき、アブラムは七十五歳であった
    5 アブラムは、妻のサライと甥のロト、また自分たちが蓄えたすべての財産と、ハランで得た人たちを伴って、カナンの地に向かって出発した。こうして彼らはカナンの地に入った
    6 アブラムはその地を通って、シェケムの場所、モレの樫の木のところまで行った。当時、その地にはカナン人がいた
    7 主はアブラムに現れて言われた。「わたしは、あなたの子孫にこの地を与える。」アブラムは、自分に現れてくださった主のために、そこに祭壇を築いた

    カナンの地に到着し、「わたしは、あなたの子孫にこの地を与える。」との神さまからの声を聞きました。アブラハムはそこに祭壇を築きました。

    8 彼は、そこからベテルの東にある山の方に移動して、天幕を張った。西にはベテル、東にはアイがあった。彼は、そこに主のための祭壇を築き、主の御名を呼び求めた
    9 アブラムはなおも進んで、ネゲブの方へと旅を続けた

    この地を与えるとの神さまからの御声を聞き祭壇を築いたのですから、そこに腰を落ち着けばよいようなものですが、アブラハムの足は止まりませんでした。アブラハムは、「山のほうに移動」します。その後も「なおも進んで、ネゲブの方へと旅を続け」ました。不思議です。

    そもそも神さまは、出発せよとは言われましたが、カナンの地に行け、とは言われていません。到着してはじめて、この地を与える、と言われたのです。アブラハムは、ヘブル書が記しているように「どこへ行くのか知らずに出発した」のです。

    8 信仰によって、アブラハムは相続財産として受け取るべき地に出て行くようにと召しを受けたときに、それに従い、どこに行くのかを知らずに出て行きました。(ヘブル11・8)

    どこへ行くのか知らない。しかし出発する。それが創世記12章に記された、神さまの召しに従うアブラハムの姿でした。神さまは、目的地ではなく、出発するということそのものを大切なこととしてアブラハムを導かれたのです。どこへ行くのか知らない。しかし常に出発する心を持つ。それは旅人として生きるように招かれている信仰者の姿勢です。

    私たちは地では旅人なのです。今日もその旅を続けます。