静まりの時 詩篇71・14~19〔栄光の望み〕
日付:2024年06月29日(土)
「14 しかし私は 絶えずあなたを待ち望み
いよいよ切に あなたを賛美します。」
神さまを待ち望む、ということは、神さまを賛美することです。賛美しながら待ち望む、あるいは賛美することそのものが待ち望むこと。
待ち方、待つ方法にもいろいろあります。待ち時間を無駄な時間として空虚に待つのではなく、神さまを賛美するときとする。キリスト者は待つことのプロフェッショナルです。
「15 私の口は絶えず語り告げます。
あなたの義と救いとを。
そのすべてを私は知っておりませんが。」
私の唇から出て来る言葉はどのようなものであるのか。神さまの義と救いを絶えず語り伝えているだろうか。そのすべてを知ってはいなくても、神さまの義と救いを語り伝える。あるいはすべてを知らないからこそ、その義と救いを語り伝える。すべてを知りえないほどに、高く広い神さまの義と救いだからこそ、私たちはそれを喜びと感謝をもって常に語り伝える。
「16 神である主よ 私はあなたの力とともに行きます。
あなたの ただあなたの義だけを心に留めて。」
神さまの力とともに、神さまの力に満たされて、神さまの力に押し出されて出発する。人生の旅を続ける。自分の力ではない。この世の力でもない。ただ神さまのお力によって私たちは生きる者となる。
神さまの力とは、神さまの義の力である。不正、不真実は力にはならない。神さまは圧倒的な義をお持ちである。その義が完全に現れたのが十字架である。十字架の力とともに私たちは進みゆく。
「17 神よ あなたは私の若いころから
私を教えてくださいました。
私は今なお
あなたの奇しいみわざを告げ知らせています。」
若いというのを年齢的なこととして考えるならば、年老いて信仰を持った者には当てはまる言葉ではないのか。人生いまが一番若いときだ、と考えるならば、常に今というとき、神さまは私に教えてくださる。あるいは人生を振り返り、たとえ神さまを知らない時であっても、すでにそこに神さまはともにいてくださった、教えて下さっていたのだ、と振り返る。
教えられたからこそ、告げ知らせることができます。告げ知らせるのは、常に神さまが教えてくださるから。知識を蓄えてそれを告げ知らせるというのではありません。伝道者は自転車操業です。どんなに高価な食材でも消費期限が切れているならば使えない。神さまは日々新しく教えてくださいます。いつくになっても教えられる。教えられ続ける者だけが、告げ知らせ続けることができます。
「18 年老いて 白髪頭になったとしても
神よ 私を捨てないでください。
私はなおも告げ知らせます。あなたの力を世に。
あなたの大能のみわざを 後に来るすべての者に。」
神さまは決して捨てることはなさいません。神さまに見捨てられるかもしれないという不安がこの祈りを生んでいるのではなく、神さまは決して見捨てることはなさらない、という安心感と喜びがこの祈りを生んでいるのだと思います。その安心感と喜びが、なおも神さまの力をこの世に告げ知らせようとの力を生みます。
後に来るすべての者にも神さまの大能のみわざを告げ知らせる、とは、自分が死んだ後もなお神さまの大能のみわざを宣べ伝えるということでしょうか。確かに、いま私の書棚にある多くの本は、すでに天に帰られた聖徒によるものですから、彼らは、死んでなおも神さまの大能のみわざを宣べ伝えてくれています。
「19 神よ あなたの義は天にまで届きます。
あなたは大いなることをなさいました。
神よ だれが あなたのようでしょう。」
天も神さまの創造物ですが、そこは神さまご自身が座しておられる特別なところでしょう。そこにまで神の義が届いている。もはや神さまの義が届かないところはどこにも存在しない。
神さまは大いなることをなさった。創造の神。全能の神。奴隷であったイスラエルを救い出す神。神であるにも関わらず人となられた神。十字架に自らをはりつけにする神。復活する神。世の終わりまでともにいると約束する神。だれが、あなたのようでしょう。
神さま唯一無二のお方である。ナンバーワンかもしれませんが、何よりもオンリーワンのお方である。私たちとともにいてくださる神さまはこのようなお方です。
〔詩篇71・14~19〕
14 しかし私は 絶えずあなたを待ち望み
いよいよ切に あなたを賛美します。
15 私の口は絶えず語り告げます。
あなたの義と救いとを。
そのすべてを私は知っておりませんが。
16 神である主よ 私はあなたの力とともに行きます。
あなたの ただあなたの義だけを心に留めて。
17 神よ あなたは私の若いころから
私を教えてくださいました。
私は今なお
あなたの奇しいみわざを告げ知らせています。
18 年老いて 白髪頭になったとしても
神よ 私を捨てないでください。
私はなおも告げ知らせます。あなたの力を世に。
あなたの大能のみわざを 後に来るすべての者に。
19 神よ あなたの義は天にまで届きます。
あなたは大いなることをなさいました。
神よ だれが あなたのようでしょう。