静まりの時 イザヤ60・4~14〔神の栄光の都〕
日付:2024年06月21日(金)
「わたしは激しく怒って、あなたを打ったが、
恵みをもって、あなたをあわれむからだ。」
(10)
神さまは、激しく怒って、私たちを打たれるお方ですが、同時に、恵みをもって、私たちをあわれんでくださるお方です。
恵みをもってあわれんでくださるのであれば、どうして激しく怒って打たれるのか。恵みをもってあわれんでくださるのであれば、激しく怒り、打たれるなどということはあり得ないのではないか。激しく怒り、打つなどというのであれば、恵みがないのではないか。あわれみがないのではないか。
ここに聖書の語る「恵み」とはいったいなんであるのか。神さまが恵み深いお方である、というのはいったいどういうことなのか、ということが明らかにされているように思います。
罪に対しては、怒りをもって臨み、それを打たなければならない。それが神さまのあり方なのです。神さまが義であるとはそういうことです。
ですから私たちは安心して神さまにすべてを委ねることができます。もし罪や不正をあいまいにされるお方であれば、私たちは安心してその方にお委ねすることができません。神さまが義であるからこそ、私たちは自らの人生を、すべてを委ねることができるのです。
しかし自らを冷静に、また正直に振り返るならば、義であるだけの神さまであれば、そのお方に委ねるということは、自らをその裁きのもとに置くということになります。それでは私たちはたちどころに滅ぼされてしまいます。ひとたまりもありません。
神さまは、義であると「同時に」恵み深いお方である、愛なるお方である、と聖書は語ります。
義であると同時に愛である。この愛は、義によって成り立つ愛であり、この義は、愛によって裏打ちされている義である。それが聖書の神さまなのです。だからこそ、私たちは大安心をもってこのお方に信頼することができるのです。
主の十字架は、この義と愛が一つになった出来事でした。神さまは十字架においてご自身が義と愛であることを明らかにしてくださいました。私たちは主の十字架を見上げるごとに、そこに神さまの義を学びます。どれだけ私の罪が深かったのか。神のいのちをもってしか贖うことのできない程の深い罪であったのかを知らされます。そしてその罪に対してどんなに神さまは怒りを持っておられるのか、それを打たざるを得ないほどに罪に対して怒られるのかを知らされます。
同時に、主の十字架を見上げるごとに、そこに神さまの愛を学びます。ご自身のいのちを捨ててまで私たちを救いたいと願われた愛を知らされます。そうまでして私たちを滅ぶ者ではなく生きる者になってほしかったとの神さまのお心を知らされます。
教会堂には正面に十字架が掲げられています。愛のない義ではなく、また義のない愛でもない。義と愛が一つとなった神さまを礼拝します。私たちは、愛のない義ではなく、義のない愛でもない、義と愛が一つとなった神さまを宣べ伝えます。それが本当の恵みを宣べ伝えるということです。
4 目を上げて、あたりを見渡せ。
彼らはみな集まって、あなたのもとに来る。
あなたの息子たちは遠くから来る。
娘たちは脇に抱かれながら。
5 そのとき、あなたはこれを見て晴れやかになり、
心は震えて、喜ぶ。
それは、海の富があなたのところに移され、
国々の財宝もあなたのもとに来るからだ。
6 らくだの大群が、
ミディアンとエファの若いらくだが、
あなたのところをおおい尽くす。
これらシェバから来るものはみな、
金と乳香を携えて、
主の誉れを宣べ伝える。
7 ケダルの羊もみな、あなたのもとに集まり、
ネバヨテの雄羊は、あなたに仕える。
これは受け入れられ、わたしの祭壇に献げられる。
わたしは、わたしの輝かしい家をさらに輝かす。
8 雨雲のように飛ぶ者、
鳩のように巣に帰る者はだれか。
9 まことに、島々はわたしを待ち望み、
タルシシュの船は真っ先に、
あなたの子らを遠くから運んで来る。
彼らの銀と金とともに。
それは、あなたの神、主の名のため、
イスラエルの聖なる者のためであり、
主があなたを輝かせたからである。
10 異国の民もあなたの城壁を築き直し、
その王たちもあなたに仕える。
わたしは激しく怒って、あなたを打ったが、
恵みをもって、あなたをあわれむからだ。
11 あなたの門はいつも開かれ、
昼も夜も閉じられない。
国々の財宝があなたのところに運ばれ、
その王たちが導かれて来るためである。
12 あなたに仕えない国民や王国は滅び、
これらの国々は荒れ果てる。
13 レバノンの栄光は、もみの木、すずかけ、檜も、
ともに、あなたのもとに来て、
わたしの聖所を輝かせる。
わたしは、自分の足台を栄光あるものとする。
14 あなたを苦しめた者たちの子らは、
身をかがめてあなたのところに来る。
あなたを侮った者どもはみな、
あなたの足もとにひれ伏して、
あなたを『主の都、
イスラエルの聖なる方のシオン』と呼ぶ。