めぐみのパンくず

イエスは、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて祝福を求め、パンを裂き、人々に配るように弟子たちに与えられた。また二匹の魚もみなに分けられた。”  マルコ7:41

◎モーセが荒野で40年天からのマナでイスラエルの人々を養ったように、多くの群衆に食べ物を与えられたイエスさまの姿です。ヘブル人への手紙の主題は「優る」ですが、モーセにまさるお方としてのイエスさまを福音書の記者は表しています。

◎イエスさまのお話に耳を傾けた群衆にイエスさまは食事の心配もされました。弟子たちに「あなたがたの手で」与えよ。と言われます。五つのパンと二匹の魚しかありません。しかし弟子たちは命令に従いました。群衆を座らせてイエスさまはパンと魚を手に取り天を仰いで祝福されます。

◎配っても、配ってもなくならないパンと魚、五千人の男たち、女、子供を入れるとどれほどになったでしょう。その群衆の胃袋を満たしたのです。おまけに12かごにあまったのです。

◎残りのパンくず、魚はどうされたのでしょう。それは現在の私たち信仰者にも与えられ続けているのです。「わたしは命のパンです。」と言われたイエスさまの恵みが。このいのちのなるお方を食した者(信じて受け入れた者)は天からのマナである、イエスさまを永遠のいのちの食物としたのです。ですからある人々のようにこの奇跡を疑ったりすることは決してありません。

◎最後にこの場面とヘロデの宴会が対蹠的に書かれています。そのことも心したいと思います

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