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めぐみのパンくず

“そのとき、イエスは彼女に答えて言われた。「ああ、あなたの信仰はりっぱです。その願いどうりになるように。」すると、彼女の娘はその時から直った。” マタイ15:28

◎ 聖書には「母」がよく出てきます。神さまご自身の愛を母の愛情にたとえたり、キリスト者の慰めの姿であったり、また、イエスさまはご自分の母であるマリヤに十字架の上まで愛を示されました。

◎ 母の祈りに学びたいと思います。カナンの女の娘が悪霊に取りつかれ、ひどい病気になったのです。イエスさまの癒しの力に何とかして欲しいとやって来たのです~が。そこには三つの否定が待っていました。

◎ 第一にイエスさまの「沈黙」です。祈っても応答がないこれは辛い事であり、祈りを投げ出したい気持ちになるものです。しかし、叫び続けるのです。そのひつこさにしびれを切らしたのが弟子たちでした。弟子のことばにイエスさまがやっと口を開かれると。

◎ 第二に「関係ない」とのつれない返事です。異邦人であるカナン人とは関わりなしと言われるのです

◎ 第三に「犬扱い」です。幸いなことにこの犬は野良犬でなく飼い犬ですが、それを知っていたかどうか女は、犬のようにへりくだって「子犬も食卓から落ちるぱんくずはいただきます。」と願うのです。

「あわれんで下さい」vs22。「助けてください」vs25と心から問題において叫ぶことのできる信仰の母を主は待っておられます。