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    下へ向かって
    2016年6月28日(火)

    私たちの社会は、前進したいなら、上に向かって進まねばならないという示唆に満ちています。
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    イエスの生き方は根本的に違っていました。それは上へ向かって行くのではなく、下へ向かって行くものでした。
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    イエスがとったのは、御国に到る道であり、永遠のいのちに到る道だからです。

    ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
    監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
    聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
    226。

    木登りをすると、上に向かうほど揺れが大きくなり不安定になります。そのように人生も上に向かって進むと、次第に不安定になっていくのです。しかしこの世は上に行くほど反映すると教えますので、上を目指す人びとほど、不安定の危機にさらされることになります。

    イエスさまの生き方は根本的に違っていたとナウエンは語ります。この世の底辺を目指し、人びとの陰に隠れ、一番最後の場所を選び続けるものでした。
    しっかりと大地に足をつける人生は、揺れ動かない、そうして平安に満ちています。神さまの国に到る道、永遠のいのちに到る道です。