『魂への配慮の歴史 第5巻 宗教改革期の牧会者たちⅠ』
(編)C.メラー、(訳)加藤常昭
日本基督教団出版局、2001年8月24日発行
第5章「ジャン・カルヴァン」、ハンス・ショル
バルトは、こう言っている。「われわれに代わって、キリストは、この(神からの完全な隔たりという)状況を担っていてくださる。この状況こそ、もともとわれわれの状況でなければならなかったはずなのである。われわれの人生の歩みもまた絶望を知っている。しかし、それはもはや完全な、あのただひとつの絶望、イエス・キリストおひとりが担いきってくださった絶望ではないのである。
このようにキリストとわれわれ自身とを、はっきり区別することによって、われわれの苦悩が、どれほど激しいものであろうと、それを劇的なものとすることをしなくてすむ。なぜならば、われわれが今知るのは、イエス・キリストが陰府の力を、それがどのように大きなものであろうと、既に打ち砕いてくださっているということだからである」。274頁
生きていると時折絶望するものです。絶望の中にいると、周りが見えなくなって、自分一人がこの絶望の中で埋没していくように思います。しかし主イエスさまの十字架はその絶望をはるかに超えた大きな絶望でした。主はその絶望を担ってくださいました。
主イエスさまを見上げるとき、そこに確かな希望が輝いています。感謝。