むしろ第一に大切にするのは、神に対する関係が整えられることである。従って魂への配慮は、このように向かい合う神との人格的関係が整えられるようにと助けることである。
ヘルバート・ギルゲンゾーン
魂への配慮の歴史、12巻、30ページ
ヘルバート・ギルゲンゾーンは、ちょっと舌をかみそうな名前ですが、1887年にラトビアに生まれた牧師で神学校で実践神学を教えていました。
兄弟姉妹との交わりの中で牧師の果たす役割は、その人々が神さまと人格的関係が整えられるように助けることだといいます。時々牧師自身が神さまのようになってあらゆる問題を解決しようと乗り出してしまうことがありますが、それはギルゲンゾーンによれば牧師の役割ではありません。その人が神さまと一対一になって人格的に関係を整えられること。そこで牧師はそれを助けるためだけに存在するということ。現代における福音宣教の前進の鍵ではないかと思います。