あなたはわれらの死から出てこられました。そして栄光のいのちの中に生き、そのご自身のいのちをわれらに提供してくださり、われらがそのいのちを地上で得ることができるようにしてくださるのです。このあなたのいのちの力を、きょうもわれらのうちに、クリスマスの日を祝おうとする多くの人々のうちに、明らかに示してください。
C.ブルームハルト、『夕べの祈り』、加藤常昭 訳、287f頁
〔花嫁を迎えるのは花婿だ。花婿の介添え人はそばに立って耳を傾け、花婿の声が聞こえると大いに喜ぶ。だから、わたしは喜びで満たされている。あの方は栄え、わたしは衰えねばならない。〕(ヨハネ3・29,30)
2018年12月21日(金)
聖書の語る永遠のいのちには、どうも二種類のいのちがあるようです。ひとつは死後与えられる永遠のいのち、もうひとつは今信仰に生きる時にあたえられる尽きることのないいのち。
死後の永遠のいのちのみが強調されると、今の生き方が希薄となりがちでしょう。逆に今与えられている尽きることのないいのちのみが強調されると、地上のことばかりになりがちでしょう。
この二種類のいのちがバランスよく理解される必要があると思われます。