われらが多くの悪しきものを見、不正なるものを見る時にも、いっさいのものはみ手のうちにあるのだということを確信し、確かさとのぞみをもって生きうるようにしてください。み守りのうちに、あなたのいましめのうちに、聖霊のうちにとどまらせてください。
C.ブルームハルト、『夕べの祈り』、加藤常昭 訳、222f頁
〔主よ、御もとに身を寄せます。とこしえに恥に落とすことなく/恵みの御業によってわたしを助けてください。/あなたの耳をわたしに傾け/急いでわたしを救い出してください。砦の岩、城塞となってお救いください。〕(詩編31・2,3)
2018年10月2日(火)
神さまのみ守りの中に生きるということは、神さまの戒めのうちに生きるということであり、それが聖霊のうちにとどまるということです。聖霊のうちにとどまるというは、何やらこの世離れをした心理的状態の中に浮遊するということではありません。多くの悪しきもの、不聖なるものが見えるところに生きるのです。そのところにあって、いっさいのものはみ手のうちにあるということを確信することなのです。そうして確かさとのぞみ、すなわち希望に生きるのです。