心を注ぎだす祈り
2017年12月6日(水)

わたしたちは、ひどく日常の小さいことを心配するものです。夜、床のなかで、あれこれとそれについておもいめぐらすのです。その結果、わたしたちの心の平安はみだされ、年よりもふけこんでしまうのです。
そこで、イエスはいわれます。「あなたのおもいわずらいを神に話しなさい、あなたがたの天の父はご存じである」と。神は知っておられるのですが、あなたがたが神につげることをのぞんでおられるのです。神は、あなたが、心にあることをかくさず、すべてをつげることを、もとめておられるのです。祈りには、遠慮があってはなりません。・・・自尊心があっても、心配せずにはいられないことについて、祈りをためらうのは、あなたに誤った自尊心があるからです。

〔ジョン・ベイリー〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
372頁

「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」(1ペテロ5・7)

神さまの前ではありのままに心を注ぎだすものでありたいと思います。


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