うぬぼれと高慢
2017年10月1日(日)

父なる神よ、わたしたちの生活の中において、すべての人々に正しい態度をとることができるようにしてください。

自分自身に対する正しい態度をお与えください。
    うぬぼれと高慢の心から、
    責任回避の口実となる偽りのけんそんから、
    みずからのあやまちに気づかぬ盲目的な心から、
    いつでも人々の中心に立とうとするわがままから、
        わたしたちをお救いください。

他人に対する正しい態度をお与えください。
    人々の失敗を探そうとする冷たい心から
    人々の感情を考えない、自分勝手な心から、
    人々の言葉を気にする臆病から、
    人々の評判を得ようとして、名声や誠実、真理を犠牲にしても、
        人々の顔色をうかがうことから、
        わたしたちをお守りください。

神よ、あなたに対する正しい態度をお与えください。
    あなたを思うことを忘れることから、
    みずから勝手な道を歩む背信から、
    あなたがここにいますことを忘れる不信から、
        わたしたちをお守りください。

そして自分自身と人々と、そしてあなたを思う心を常に正しく与えてくださるよう祈ります。

〔ウィリアム・バークレー〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
301頁

「『姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな。』という戒め、またほかにどんな戒めがあっても、それらは、『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』ということばの中に要約されているからです。」(ローマ13・9)
「律法の全体は、『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という一語をもって全うされるのです。」(ガラテヤ5・14)
「私たちが神を愛してその命令を守るなら、そのことによって、私たちが神の子どもたちを愛していることがわかります。」(第1ヨハネ5・2)

神さまを愛すること、自分自身を愛すること、隣人を愛すること。この三つがひとつになることがキリスト教信仰の道です。


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