われわれを益する勝利
2017年9月18日（月）最も大切なことは、主がわれわれの負える負債を除き、われわれの罪のために全き償いを得て下さって、われわれが神のみまえに出ずることができ、死ももはやわれわれに、何の悪も、害をも、なさないようにしてくださったのでありますから、このことの結果はわれわれに帰って来ることを知ることであります。
〔カルヴァン〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
286頁
「私たちは、この御子のうちにあって、御子の血による贖い、すなわち罪の赦しを受けているのです。これは神の豊かな恵みによることです。」（エペソ１・７）
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。」（ヨハネ５・２４）
主イエスさまにある者は罪の赦しと永遠のいのちをいただきました。その喜びに生きることが信仰生活です。福音とはこの喜びの知らせのことです。
罪の赦しが喜びであることを知るためには、罪の恐ろしさを知らなければなりません。人間はこの罪の恐ろしさを知りませんでした。御子イエスさまの十字架によってはじめて罪の恐ろしさを知りました。
罪を犯した人間は死ぬものになりました。ですから死が取り除かれた今、死は終わりではなくなりました。永遠のいのちが与えられました。この永遠のいのちがどのようなものであるのか、人間は知りませんでした。御子イエスさまの復活によってはじめて永遠のいのちの喜びを知りました。栄光のからだが与えられる喜びを知りました。