苦悩の存在
2017年9月4日(月)

キリスト者は、苦悩が、その背後の基盤においては、禁断の木の実に手を伸ばそうとする人間の運命と関わりがあること、また神が、堕ちた人間世界の背負うこの重荷を祝福に変え、それに意味を与えられるということを知っているのです。

〔ヘルムート・ティーリケ〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
272頁

「しかし、私たちは、私たちを愛してくださった方によって、これらすべてのことの中にあっても、圧倒的な勝利者となるのです」(ローマ8・37)

死と老いの問題は、人生最大のテーマでしょう。その原因は人間の罪にあります。そしてその解決は神さまにあります。主イエスさまの十字架と復活にあります。十字架と復活によって「重荷」は「祝福に変え」られました。


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