浅い日本人
2017年7月1日(土)日本人は浅い民である。彼等は喜ぶに浅くある。怒るに浅くある。彼等はただ我を張るに強くあるのみである。
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人は何人もエホバの神に深くして戴くまでは浅い民である。〔内村鑑三〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
201頁
「あなたの大滝のとどろきに、淵が淵を呼び起こし、あなたの波、あなたの大波は、みな私の上を越えて行きました。」(詩篇42・7)
「神よ。私を探り、私の心を知ってください。私を調べ、私の思い煩いを知ってください。私のうちに傷のついた道があるか、ないかを見て、私をとこしえの道に導いてください。」(詩篇139・23,24)
自分が何者であるのかを知らないときは、その無知からくる不安が、いたずらに我を張る生き方を生み出します。絶対他者である神さまにお出会いすることによって、はじめて自分がいったい何者であるのかを知ることが出来ます。安心して自分自身を掘り下げていくことが出来ます。