聖霊の力
2017年5月4日(木)ゆえに、聖霊の五旬祭の説教が必要だ
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甚(はなは)だ辱(はず)かしめられ、罰せられ、殺されたもうたキリストを、自由に大胆に告白し、その福音を公然と説く勇気が存在しなければならぬ。そは、福音が愚かな説教であり、世の人を怒らす説教であり、この世の到る処において捨てられ軽んじられるものであるからだ。
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人々を怒らす説教であるから、説教者には、勇気と聖霊とが必要だ
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口を大きく開いて次のように叫ばねばならぬ。「汝らは謀反人であり、殺人者である」と。そのれがために口を打たれることを覚悟しなければならぬ。かくすることは、聖霊なしには、起こらないし、起こりうるはずがないのである。〔ルター〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
138頁
聖霊さまのお力によって説教が真実の説教となります。