骨の音
2017年3月2日(木)「わたしは命じられたように預言したが、わたしが預言した時、声があった。見よ動く音があり、骨と骨とが集って相つらなった」。預言をしたら音があった。この音をきくことが伝道者を励まし、預言者を立たせ、教会の長老に力を与える。
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この音を聞かなければ、伝道もいやになります。・・・しかしこの音は、耳をすませば、教会に聞こえます。牧師は、伝道者は、本も買えない苦しい生活を50年、60年、どうして続けることができるでしょう。伝道者も人間です。効果のない仕事に生涯を費せません。この音を聞くから、この音が聞かされるからです。本当にこの音が響き、ご自分の骨の連らなる音だけじゃなく、ここに入ってくる人々がその音のおこるのをきくようになっていただきたいと思う。〔渡辺善太〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
70頁
この音を聞き続けたいと思います。またこの音を聞く耳をいただきたいと思います。