主よ!
2017年2月23日(木)

みずから身を屈して、迫害・遺棄・裏切・死に、羔として身をささげる、いとやさしきわれらのイエズスを見ると、心はとまどい、はじ、ひれ伏す。もう語ることもできず、うぬぼれでさえ、その鼻っぱしをひきこめる。
・・・
イエズスは、12人の不幸な漁夫たちの足をあらうために、身をかがめる。これぞまことの民主主義であって、われわれ聖職者は、民衆に向かってその雄弁な手本を示すべきである。
・・・
心が悲しみにとざされるとき、血涙を流すときは、イエズスとその祭壇に近づき、われらの苦しみをかれにうちあければ、力と平安とをとりもどす。

〔ヨハネス23世〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
59頁

常にキリストの十字架を仰ぎ、そこに示された愛を学び、愛に生きる者としてこの世に遣わされよう。


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