み心の天になるごとく
2017年2月6日(月)又彼が本職の上から大事にされていた森林部隊に私が食事を運んだことがある、食事の分配が終わったとき、こんな不味(まず)いものが食えるか、と皆のひどい罵声(ばせい)を浴びた、彼は暫(しば)らく私を送って歩いてくれた、そして持ち前の確(しっ)かりした、竹を割ったような率直な調子で言ってくれた、「神さまがこんなお美味(い)しいスープを下さったからには、さあ、神さまにお祈りしましょう。」と。
〔ゴルヴィツァー〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
42頁
ゴルヴィツァーの友人アンドレアデス・ドルの思い出として語られた言葉。この友人の墓石には「感謝からの喜び」と刻みたかったとゴルヴィツァーは重ねて語っています。
どんな時にも感謝をささげる生き方に喜びが湧き起って来るのです。喜び事があるので感謝するのではなく、感謝する所に喜びが生まれるのです。この順序を忘れがちです。しかしこの順序に真理があります。