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限りなき神の愛

限りなき神の愛
2017年1月9日(月)

「私は限りなき愛をもってあなたを愛している」と、神の御言葉は私たちに告げる。神の愛とは、何なのか。
・・・
御自身まことに十分であるお方、御自身で十分でありうる唯一のお方が、あなたなしにはなく、また、あなたなしにあろうと欲し給わない、これが神の愛である。あなたはそのことを理解できるであろうか。いや、私もまた理解できない。しかし、私たちは、今私たちに向けてそのことが語られていることは理解できるし、理解しようと思う。

〔カール・バルト〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
11頁

カール・バルトについては福音派の教会では積極的な理解がされているわけではありません。しかしその無理解の多くがカール・バルトの書いた書物をちっとも読まずに抱いている幻想であることを思います。
本当にカール・バルトの書いた書物を読むならば、そこに豊かな福音が語られいることに気づきます。
神さまは、私たち人間なんかちっとも必要とされていない完全なお方なのに、それにもかかわらず、私たちを愛しておられる、必要としていると語っておられる、こと。これが神さまの愛である、と。この言葉の前に、静かで確かな平安をいただきます。


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