他の人々のために神を見る
2016年12月20日(火)時が満ちるという体験は、祈りの生活を深め、宣教の働きを強めるために私たちに与えられています。
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時が満ちて神を体験すると、私たちは、神と共にいたい、体験した神を他の人たちにも宣べ伝えたいという願いを生涯にわたって持つようになります。
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私たちの人生の中で最も心の通い合った瞬間に神を見るということは、他の人々のために神を見ることです。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
416頁。
神さまとのお出会いの体験は、自分のためであるとともに、他の人々のためである、とナウエンは語ります。確かに、多くのキリスト者の先輩の、その信仰の歩みを見ると、そのことが明らかです。
私たちが、時が満ちる体験をいただく時、隣人を愛する道がはじまります。神さまを愛することと隣人を愛することとは一つのことなのです。