教会を信じる
2016年10月18日(火)教会は信仰の対象です。・・・使徒信条は、教会が父と子と聖霊なる神を信じるのに役立つ組織であるとは言っていません。・・・私たちは、神を信じるのと同じ信仰を持って教会を信じるように、呼びかけられているのです。
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神を信じることを教会を信じることから引き離してしまう時にはいつも、私たちは不信仰者になってしまいます。神は私たちに、私たちと共なる神となってくださる場所として教会を与えてくださいました。ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
348頁。
教会は信じるものです、と神学校の時にお世話になった恩師に教えていただきました。その時はあまり意味が分からなかったと思います。しかしそれはかなり新鮮な響きを私の心にもたらしました。プロテスタント信仰は、この「教会を信じる」ということを希薄にしてしまい、ただ教会の機能面を重視するだけで教会の存在意義を見いだそうとするところがあるように思います。それでは「不信仰者」になってしまうのです。
教会を信じはじめる時、新しく教会の聖さと汚れの中に生きる道が開かれます。