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魂を守る

魂を守る
2016年9月11日(日)

私たちは今、終わりの時の混乱の中に生きています。この中での大きな危険は、魂を失うことです。魂を失うとは、私たちの中心、人生で見極めてゆく真の召命、使命、霊的な課題などが何であるか分からなくなってしまうことです。魂を失うとは、私たちの周りに起こっているあらゆる出来事に気をとられ、それにのめり込んでしまい、挙げ句の果てにばらばらになり、混乱し、常軌を逸するようになってしまうことです。
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不安な時代に生きていると、あらゆる種類の「救い」を約束する偽の預言者がたくさん現れて来ます。本当の霊的な自分との触れ合いを失わないで、イエスの忠実な弟子であることが重要です。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
309頁。

魂を失うということを、この肉体の生命が失われると理解するだけでは十分ではありません。それは「私たちの中心」を失うことです。「真の召命」「使命」「霊的な課題」を見失ってしまうことです。
キリストの忠実な弟子であるということは、「本当に霊的な自分との触れ合い」を失わないことです。すなわち魂を失わないことです。

具体的には生きる場やその内容はさまざまに変化しますが、その一つひとつの中に、キリストとからの召命を発見することであり、そこで霊的な自分との触れ合いを失わないこと。それが魂を守ることです。


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