癒しの手紙
2016年9月4日(日)あなたを深く傷つけた友人に向けて怒りにかられて手紙を書いても、それを送らないでおきましょう。机の上に二、三日おいて、何度も読み返してみましょう。そして自分に尋ねてみるのです。「この手紙は、わたしと友人にいのちをもたらすだろうか。癒しをもたらすだろうか。祝福をもたらすだろうか」。
ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
302頁。
ケイタイ、インターネットの時代を迎えて、紙とペンを用いて手紙を書く機会が少なくなっているのかもしれません。紙とペンを用いての手紙は、二、三日おいて、何度も読み返すことがしやすいものでした。しかしEメールの場合、その時間を取るのが難しくなりました。
「いのちをもたらすか」「癒しをもたらすか」「祝福をもたらすか」。これを考える時間が必要です。衝動的な行動ではなく意志が最大限に発揮される時間を持ちましょう。