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感謝に満ちた死

感謝に満ちた死
2016年8月28日(日)

死について考える時、しばしば私たちは、死んだ後どうなるのかということについて考えます。けれども、後に残された人々がどうなるのかということについて考えることのほうが、もっと重要なことです。私たちがどのように死ぬかは、後に残って生き続ける人々に深い永続的な影響を残します。恨みつらみに満ちた心持で死ぬよりは、感謝に満ちた別れを告げて死ぬほうが、家族や友人たちにとって私たちを喜びと平安の内に思い起こしやすいでしょう。

家族や友人たちに私たちが送ることのできる最高の贈り物は、感謝の贈り物です。私たちが感謝の心で別れを告げるなら、私たちがいなくなった後も、後に残される人々が、つらい思いや罪責感なしに生きて行くことが出来るように解放します。

ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
292頁。

感謝の言葉を残して死にたいものです。
いつ死がやって来るのか分かりませんので、常に感謝に生きる者でありたいと思います。


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