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ご自身を与えることを決心された神さま

わが子たちよ、いかなる被造物も生きて行くためには栄養が必要です。そのようにして、神は植物を成長させてくださいます。それはいわば、すべて生きとし生けるもののために備えられた食卓です。誰もが自分の栄養を、そこで摂ることができます。しかし魂もその栄養を必要としています。どこでそれを見出すことができましょう。わが子たちよ、神が魂が地上を旅するための栄養を与えようとなさったとき、すべての被造物をよくご覧になりました。しかし、適当なものを見つけることがおできになりませんでした。そこで改めてご自身をご覧になり、ご自身を与えることを決心されたのです。

アルスの司祭ジャン=マリ・ヴィアンネ

魂への配慮の歴史9、103ページ

 この18世紀に生きたヴィアンネという司祭さんは、ベルナノスの『田舎司祭の日記』に登場する司祭のモデルになったということです。生涯アルスという町で神様にお仕えした人です。

 私たちの魂にも栄養が必要なのですが、その栄養はこの地上のものではなく主イエスさまご自身です。聖書の教えでも、主イエスさまの語られた教えでもなく、主イエスさまご自身です。この人格をお持ちの神さまだけが私たちの魂を潤すことができるのです。十字架においてすべてを与えてくださった神さまご自身だけが私たちを潤すことができるのです。

 この地上のもので魂を潤そう、満たそう、養おうとしているときがあります。それでは魂の栄養は足りないのですね。


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