〔教会と諸教会〕
2015年10月23日(金)
今日、多くの教会が並存しています。それゆえに教会の一致を問わなければなりません。
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神と人の間の唯一の仲介者であられるイエス・キリストがまさに教会的一致であり、それは多数の共同体、賜物、人物たちが教会の中に存在するあの一致、だがそれによって教会が多数あるということは絶対にありえないあの一致であります。
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そしてイエスにおいて、イエスにおいてのみ、昔も今も独自性を要求しようとした、あのような教会の多様性は滅びるのです。カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、565f。
プロテスタント教会が生まれて以来、さまざまな分派が生まれました。それは聖書の多様性であると思います。しかしその多様性が「イエスにおいて独自性を要求しようとした多様性」であれば、それは滅びるものである、とバルトは語ります。
それに対して、ただイエスさまにある一致、それゆえ分派ではなく教会にとどまり続けるところでの一致、そのような一致を、問わなければなりません。
改革者に学ばなければなりません。ルターはおそらく最後まで自分はローマ・カトリック教会の司祭であると思っていたのではないかと思います。ウェスリーも最後まで自分は英国国教会の司祭であると思っていたでしょう。
(祈り)
神さま、教会が一致することを教えてください。