〔天国とその使者〕
2015年9月29日(火)
神に関するすべての正真正銘の証しは、天使たちの証しとそして奉仕によって生きて働きます。というのはそれによって、神が地上の被造物領域で真実であり、神として真実に認識できるよう現存しておられ、語り、行動し、このような方として崇められ、愛され、恐れられるということが、いわば技術的に可能で現実になるからです。
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天での一被造存在である天使たちの奉仕、それに包まれて神は私たちのもとへ来られるのです。
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もちろん天使も神の証人でしかありえません。
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神の啓示と働きが生じるところでは、それは宇宙の出来事でもありますが、そこで大地の上にも天が開かれる、従って天使の証しも登場し、純粋な証しとして、人間には自らにも他者にも成し遂げることのできないものを成し遂げます。これはつまり、地上で神の神秘が開かれ、認められるということであります。カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、523f。
人間が自分自身でも、だれか他の人間の力によってでも成し遂げることのできなかったもの、それを成し遂げることができるようになる、といこと。
地上で神の神秘が開かれ、認められるということ。
(祈り)
神さま、神さまの神秘が開かれ、認められますように。