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神の国は天国である

〔天国とその使者〕

2015年9月28日(月)

天国は、「その場所から」神が人間に向かって、人のために人と共に行動なさる、世界の中の場所であります。
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神のこの特別な場所とその場所で神と人との間に置かれた隔たりなくしては、神と人との間に明らかに往来も交際も、神と人間との間のドラマも存在しえないでしょう。
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・・・神の生命・・・人間の生命・・・双方の間に生ずる彼らの出会い、不和、和解、共同体の出来事であるなら・・・そのとき決定的であるのは・・・神もこの私たちの現実の世界で、神に特有の領域を持つということです。神のこの特有の領域こそが天国であります。
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天国は・・・地上での神の行動全体の出撃門であります。

カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、517f。

神さまがこの地上においてご自身の業をはじめてくださる、前進してくださる、成し遂げてくださる所。それが天国なのです。
死んだ後に行くところというだけではなく、今この時に天国に生きることができます。神さまがお働きなられるところは天国なのです。そして神さまは十字架と復活において既に私たちのこの地上においてお働きをはじめ、前進し、完成してくださいました。
今ご聖霊さまによって世の終わりまでともにいるとお約束を下さいました。
今ここが天国なのです。

(祈り)
神さま、まことの天国に歩ませてください。


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