〔天国とその使者〕
2015年9月27日(日)
天国は地上に相対するものとして、地上の被造物である人間には「不可解なもの」、被造物である森羅万象の中で遠方の、異質な、不気味なものの最高のものであります。
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天は人間に置かれた「限界」の真髄であり、従って人に「把握できないもの」の「尺度」であります。カール・バルト、『カール・バルト一日一章』
小塩節、小槌千代・訳、日本キリスト教団出版局、2007年9月25日発行、516f。
もし天国を説明し尽せたとしたらそれはもはや天国ではありません。
もし天国を地上の尺度、すなわち地上の地上の知恵や常識、法則などで解明しようとするならば、天国はするりと逃げていってしまうでしょう。
天国は「不可解なもの」「限界」「把握できないもの」として神さまの完全な御手の中に在ります。
神さまはこの天国の中に私たちを住まわせようとしてくださいます。
(祈り)
神さま、天国を見上げて歩ませてください。