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今からは結婚というものがあなたがたの愛を支える

〔神の忍耐のもとにある生〕

2014年8月9日(土)

結婚というものは、あなたがたのお互いの愛以上のものです。
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愛さえあればそれで夫婦になれるというわけでは決してなく、結婚というものがあなたがたを神と人々との前で一組の夫婦とするのです。
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あなたがたの愛が結婚を支えるのではなく、今からは結婚があなたがたの愛を支えることになるでしょう。そして、あなたがたは、愛についてつきまとっているいっさいの不安から全く解放されて、確信と完全な信頼をもって、お互いに次のように言うことができるようになるでしょう。<わたしたちはもはや、お互いを失うなどということは決してありえません。私たちは神のみこころによって、死ぬまでお互いのものであり続けます>と言うことができるようになるでしょう。

ボンヘッファー、『主のよき力に守られて~ボンヘッファー1日1章~』
村椿嘉信・訳、新教出版社、1986年6月30日発行、394頁f。

お互いの愛が結婚を支えると考えるのが普通でしょう。しかしボンヘッファーは、結婚がお互いの愛を支えるのだと語ります。

結婚は、単に制度的なもの、手続き的なものではなく、神さまの前に誓うことであり、神さまから承認をいただくことであり、神さまの愛の上に成り立つものだからでしょう。
神さま抜きの結婚は、どこまでも人間的であり、お互いの愛を土台とすることであり、それはどこまでも不安がつきまといます。
しかし神さまを土台とするならば、お互いの愛につきまとっているいっさいの不安から解放されるのです。ゆるぎない結婚生活を築くことができるのです。
そうしてお互いの家庭がゆるぎないものとなることによって、ゆるぎない世界が築かれていくのです。

(祈り)
神さま、あなたの愛を土台として結婚を、そしてあらゆる営みを築かせてください。


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