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だれも罪に惑わされて頑なにならないようにしなさい。

静まりの時 ヘブル3・7~13〔荒野の道〕
日付:2025年03月08日(土)

12 兄弟たち。あなたがたのうちに、不信仰な悪い心になって、生ける神から離れる者がないように気をつけなさい。
13 「今日」と言われている間、日々互いに励まし合って、だれも罪に惑わされて頑なにならないようにしなさい。

 「不信仰な悪い心」。悪い心とは、不信仰な心のことです。「悪い心」と聞くと、よこしまな、悪意に満ちた心、倫理道徳に反する心を想像します。それらも悪い心には違いありませんが、聖書は、不信仰な心こそ、悪い心である、と語ります。不信仰な心とは、生ける神さまから離れようとしてしまう心です。それは自分の義にしがみつきながら、その義を自分の力で成り立たせようとする心、神さま抜きで自分が王様のようになる心のことです。それが悪い心なのです。
 神さまを拒んでしまう悪い心から解放される。それは頑なにならないことです。人間を頑なにさせてしまうのが、罪です。罪に惑わされると頑なになるのです。
 罪に惑わされると、罪を犯してしまうのですが、最大の罪とは、頑なになること、頑固になることなのです。神さまの救いを受け入れない頑固さの中に縛り付けられるのです。
 今日と言われている日。日没までに。明日ではなくいまこのとき。心を柔らかくします。そうして神さまの救いを受け入れます。問題は今日、なのです。今日、救われていなければ、今日、救いの恵み、喜びに満たされていなければならないのです。
 そのためには、互いの励ましは不可欠です。兄弟姉妹の交わりはこのためにあります。いつも心を柔らかくしているために、互いに励まし合う。それが教会の交わりです。


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