静まりの時 ホセア2・14~20〔荒野の道〕
日付:2025年03月06日(木)
14 それゆえ、見よ、わたしは彼女を誘い、
荒野に連れて行って
優しく彼女に語ろう。
15 わたしはそこを彼女のためにぶどう畑にし、
アコルの谷を望みの門とする。
荒野というのは、人のいないところ、という意味を持っているそうです。神さまに導かれて、ひとり、になって、神さまからの語りかけを聞く。優しく語られる神さまのことばに耳を傾け、心を開く。そういう時間が人間には必要なのです。
「そこを彼女のために・・・」。この「そこを」は、共同訳2018の欄外注には別訳として「そこから」とありました。ひとりになって、神さまからの優しい語りかけに心が開かれて、そのところから、ぶどう畑、望みの門が始まっていく。
ひとり静かに神さまとの時間を過ごすところが恵みのところとなるとともに、そこから恵みの歩みが始まる。
「アコル」とは、それぞれの訳に注釈があります。わざわいをもたらす、苦悩、悲しみ、悩み。
私たちもアコルの谷を歩みます。しかし神さまとの出会いの場所が、祝福と慰めの場所となり、またそこから祝福と喜びの人生が始まります。