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ちりと灰の中で

静まりの時 ヨブ42・1~6〔回心〕
日付:2025年02月03日(月)

5 私はあなたのことを耳で聞いていました。
 しかし今、私の目があなたを見ました。
6 それで、私は自分を蔑み、悔いています。
 ちりと灰の中で。

 ヨブは自らの身に降りかかった苦しみを訴えてきました。なんとかヨブを慰めようと集まった友人たちのことばは、ヨブには届きません。直接神さまに出会いたい、神さまに出会って苦しみの理由を知りたい、と訴え続けました。
 ようやくヨブに出会ってくださった神さまは、ヨブの要求には一切答えられず、ひたすら私がすべてを創造し今も支配していると語られました。嵐の中から語られました。ヨブはその神さまの答えに納得します。不思議です。あまりにも不思議です。
 ヨブの納得は、いわゆる自分の中に理解が生まれたというものではないのだと思います。まさに神さまと自分との位置関係というか、自分が何者であるのかを知った、ということです。神さまに出会うということはこういうことなのだと思います。
 神さまとのこの新しい出会いが、神さまの前に真実の悔い改めを生み出します。これを聖書は「回心」といいます。回心であって「改心」ではありません。反省ではなく悔い改めです。それが神さまに出会うということです。


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