あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって

静まりの時 エペソ1・17~19〔回心〕
日付:2024年10月15日(火)

17 どうか、私たちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。

 エペソの手紙は短いあいさつの言葉が書かれたあとに、神さまがどのようなお方であるのかが語られました。一口に言うと、三位一体の神さまの愛の御業がどのようなものであるのかが語られたのです。
 それを受けて15節では「こういうわけで」と続きます。そうしてエペソの教会のために祈るのです。
 この17節は「御霊を、あなたがたに与えてくださいますように」との祈りですが、その目的は一体なんであるのか。共同訳聖書では以下のように訳されています。

「私たちの主イエス・キリストの神、栄光の父が、あなたがたに知恵と啓示の霊を与えてくださいますように。そして、あなたがたが神を深く知ることができ、」(共同訳2018、エフェソ1・17)

 御霊、すなわち聖霊の働きとは、何よりも神を知ること。神さまを深く知るために聖霊は与えられる。神さまを深く知るためには、聖霊の働きが必要である。聖霊の働きなくして、神さまを深く知ることは、人間には不可能である。神さまを深く知ることができるように、知恵と啓示の御霊が与えられるように。父なる神さまが与えて下さるように。誰の父なのか。イエス・キリストの神、栄光の父である。ここに三位一体の神さまの働きが豊かに記されています。
 三位一体の神さまが、その豊かな交わりの中に、私たち人間を招こうとしておられます。そのための祈りをパウロはささげています。
 神さまを知る。エペソの教会の人たちは神さまを知らなかったのか。すでに1章1節において「キリスト・イエスにある忠実なエペソの聖徒たちへ」とありますから、エペソの教会の人たちは純然たるキリスト者です。神さまを知っているはずです。その神さまを知っているはず人びとに向かって、神さまを知ることができますように、と祈るのです。聖書の一つの大きな目的はここにあります。
 神さまを知らない人が聖書を読んで神さまを知る、ということが起こります。それも大切な聖書の働きです。しかしそれ以上に、すでに神さまを信じたという人が、さらに深く神さまを知る、そのために聖書は書かれたのです。
 御霊が与えられる、御霊に満たされる、ということは、この神さまに対する知識、知恵が深まるということです。この知恵や知識は、啓示によって与えられます。

18 また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しにより与えられる望みがどのようなものか、聖徒たちが受け継ぐものがどれほど栄光に富んだものか、
19 また、神の大能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力が、どれほど偉大なものであるかを、知ることができますように。

 神さまを深く知る、ということは、「神の召しにより与えられる恵み」「聖徒たちが受け継ぐもの」がどのようなものであり、どんなに栄光に富み、豊かなものであるのかを知ることです。また「神さまの大能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力」が、どんなに偉大なものであるのかを知ることです。
 神さまを知る、ということによって、私たちがどのような信仰生活を送るのか、が分かるようになる。私たちの信仰生活において働かれる神さまの力や偉大さが分かるようになる。神さまを知ることと、私たちが変えられること、とが深く結びついている。神さま知ると言いつつ、自分自身が一向に変わらない、とすれば、それは深く神さまを知っていることにならない。もっと深く神さまを知ることが求められている。そのために祈る必要がある。
 そのために「心の目がはっきり見えるようになる」必要がある。心の目がはっきり見えるように祈る必要がある。心の目が開かれることによって、自分自身が変えられていく。


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