静まりの時
- テーマ:逆境にあって
- 聖書箇所:ダニエル6・16~24
- 日付:2025年10月30日(木)
23 王は大いに喜び、ダニエルをその穴から引き上げるように命じた。ダニエルは穴から引き上げられたが、彼に何の傷も認められなかった。彼が神に信頼していたからである。
「メディア人ダレイオス」(5・31)が王になると、ダレイオス王は「全国に任地を持つ120人の太守」を立てて国を治めようとしました。さらにこの120人の太守を治めるのに3人の大臣を立てました。王はこの3人の大臣のひとりにダニエルを任命しました。
ダニエルは他の大臣や太守よりも際立って優れていました。そこで王は、ダニエルひとりに全国を治めさせようとしました。このことが他の大臣や太守の反感を買いました。なんとかしてダニエルを失脚させようとします。大臣や太守は結託してダニエルを訴えるための口実や欠点を見つけようとしますが、どのような口実も見つけることができませんでした。ダニエルは忠実で、何の怠慢も欠点も見つけることができなかったのです。
そこで大臣や太守たちは「彼の神の律法のこと」で、怠惰、欠点を見つけ、訴える口実にしようとします。ダレイオス王のところに押しかけ、奸計を謀りました。それは、王以外には誰にも祈ってはならない、もし祈ったならが獅子の穴に投げ込まれる、というものでした。この禁令は文書になり、取消のできない法律となりました。ダレイオス王はこの禁令の文書に署名しました。
ダニエルは、王がこの禁令の文書に署名したことを知りました。しかし、家に帰ると今まで通り、日に三度ひざまずき、自分の神の前に祈って感謝をささげていました。すると、大臣や太守たちが押しかけてきてダニエルが王以外のものに向かって祈っているのを見つけます。ダニエルは訴えられることになり、結果、獅子の穴に投げ込まれることになったのです。ダレイオス王は自分がまんまと策略に引っ掛かったことを知りますが、あとの祭りです。詰め寄る大臣や太守に押し切られるように王はダニエルを獅子の穴に投げ込む命令を出しました。悲痛な思いで命令を出したのだと思います(14,20)
結果は今朝の個所に書かれている通りです。ダニエルは何の外も受けず、助け出されました。逆にダニエルを中傷した者たちは、妻子とともに獅子の穴に投げ込まれました。投げ込まれた彼らは、穴の底に達しないうちに獅子にかみ砕かれました。
ながながといきさつを見てきました。ダニエルがこの中で為したことを与えられた役割に忠実に生きたこと以外に二つ見つけることができると思います。
彼は以前からしていたように、日に三度ひざまずき、自分の神の前に祈って感謝をささげていた。(10)
彼が神に信頼していたからである(23)。
神さまへの感謝。そして神さまへの信頼。この二つがダニエルの生き方を象徴しているのだと思います。私たちも、どのような中にあっても、感謝と信頼を見失ってはなりません。神さまへの感謝と信頼こそ人生を豊かに歩む道です。