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恐れてはならない。おののいてはならない

静まりの時 ヨシュア1・1~9〔神に仕える決断〕
日付:2025年02月10日(月)

9 わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたが行くところどこででも、あなたの神、主があなたとともにおられるのだから。

 パウロはコリントでの伝道を振り返りつつ自らを「あなたがたのところに行ったときの私は、弱く、恐れおののいていました」と語っています。パウロは恐れおののいて宣教活動をしたのです。それに対して今朝の個所で、神さまはヨシュアに「恐れてはならない、おののいてはならない」と言われました。なぜなら「あなたの神、主があなたとともにおられるのだから」。
 恐れおののいていたパウロは、神さまが自らとともにいてくださるということが分かっていなかったのでしょうか。あるいは神さまはパウロとともにおられなかったのでしょうか。そんなことはないと思います。
 パウロは、恐れおののいていた自分であったからこそ、御霊と御力があらわれた、と語っています。つまり神さまがともにいてくださるからこそ、自らは弱くおののいていても、主ご自身が御業をなしてくださる。神さまがともにいてくださるからこそ、自分は安心して恐れおののくことが出来た。そんなふうに思います。
 そうすると、このヨシュアに語られた神さまの言葉も、自らの力によって強く雄々しくあれ、と言われたのではなく、「主があなたとともにおられるのだから」恐れおののいてはならない、と語られたことが鮮明になります。
 主にある者は、どこに行っても神さまがともにいて下さいます。恐れやおののきから自由にされています。それはまた自由に恐れおののくこともできる、そういう自分をまた安心して受け入れることが出来る、そのような自分だからこそ、御霊と御力が現れるのだ、と信じ期待することが出来るということなのだと思います。


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