ことしも、招待状をいただき日展に妻とともに出かけました。しばらく休館していた京都市美術館が京都市京セラ美術館としてリニューアルオープンをしました。10月に院展で行ったときに、その建築デザインのすばらしさに見入ったのですが、二回目となった今回もしばし見とれてしまうことでした。

感染症予防のために事前に予約が必要ということでした。玄関口では係の方がその旨チェックされます。チェックと言っても口頭での確認ぐらいでした。

日展では、立体と平面を中心に鑑賞することになります。

立体は、以前は一つの会場に置かれていたのですが、今回はいくつかの部屋に展示されています。いずれも力強い塑像や彫刻が、数々並べられています。先生や先輩たちの作品も並んでいます。教職に就き、管理職もしながら、制作に励まれる先輩たちの姿は、本当にすごいものがあります。立像も素晴らしいのですが、少し斬新なポーズの作品もありました。また石膏どりをしているのも、趣があり素敵でした。

さて平面ですが、洋画が1階、日本画が2階に展示となっています。明るい展示室に静謐と並ぶタブローに時が経つのを忘れます。

洋画も素晴らしいのですが、日本画は本当に素晴らしいのです。洋画の油絵の具の発色よりも、日本画の顔料の発色の方が、鮮やかに見えるからでしょうか。

洋画の中で数ある油絵の具の中に、版画作品が数点あります。ご招待をいただきました版画作家のかたの作品です。大津時代に交流をいただいた作家の作品とともに並んでいました。すがすがしい滋賀の風景が切り取られています。穏やかに時が流れているような作品でした。

日展は、新年(2021年)1月15日(金)までとなっています。自動車の方は地の駐車場か近くの駐車場へ。公共の交通機関では京阪の「蹴上」か「東山」が便利でしょうか。画学生を気取っていたティーンのときから、もう何度行ったことでしょうか。リニューアルされてますます素敵な美術館、また岡崎界隈となりました。

改組 新 第7回日展京都店 https://kyotocity-kyocera.museum/exhibition/20201219-20210115


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