私は、できることならおいしいものを食べたいとは思いますが、おいしい料理を嫌な人と食べるより、まずい料理でもいっしょにいて楽しい人と食べるほうがずっとすきです。
玉村豊男、『食卓は学校である』、集英社、2010年10月20日発行、235頁
食卓を囲む楽しみは、食べものを介しての、人との出会いにあります。本当のご馳走は料理ではなく、そこに流れる時間なのです。
玉村豊男、『食卓は学校である』、集英社、2010年10月20日発行、248頁
本当においしいのは食べものではなく、あなたが見つけた「ともにパンを食べる人」といっしょに食卓を囲む、かけがえのない時間なのです。
いったん食卓についたら、ほかのことはすべて忘れて楽しく過ごし、「毎日のつまらない食事」を、「お祝いのような楽しい食卓」にしようではありませんか。
玉村豊男、『食卓は学校である』、集英社、2010年10月20日発行、249頁
人生、あと何回ぐらい食卓を囲むことができるでしょうか。
「乾いたパンの一片しかなくとも平安があれば いけにえの肉で家を満たして争うよりよい。」(箴言17・1)