われらは叫ばないわけにはいきません。人の子らはまだあなたのものになっていないからです。今はさばきの中に、苦痛の中にあるからです。数多くの者が死ななければならず、さもなければ禍いにあうよりほかありません。しかも彼らは皆あなたのものであるべきなのです!
C.ブルームハルト、『夕べの祈り』、加藤常昭 訳、265f頁
〔耳輪、腕輪、ベール〕(イザヤ3・19)
2018年11月26日(月)
今日の聖書の個所は旧約聖書イザヤ書3章19節となっているのですが、ちょっと間違っているような気がします。ミスプリントしやすいパターン、例えばイザヤ書31章9節とか、をいくつか考えてみたのですが、分かりませんでした。
この祈りの言葉は、いまだ主イエスさまを信じていない者たちのことをさして「人の子ら」と語っているのかもしれません。あるいはすでにイエスさまを信じている者たちをさして「人の子ら」と語っているのかもしれません。いまだイエスさまを信じていない者たちも、すでにイエスさまを信じている者たちも、いちように苦痛の中にあるという現実は同じといえるのかもしれません。
いずれにせよ、私たちは、いまだ主を信じていない者のためにも、すでに主を信じている人びとのためにも、祈らなければなりません。かれらが苦痛の中にある現実を知れば知るほど、その祈りは、叫びでなければなりません。