み光をわれらの心のうちに照らし、困窮と艱難の時代にあっても強くなれるようにしてください。あなたがこの世のいっさいの嵐を貫いても、いっさいの困窮を貫いても、あなたを信頼する者たちにはみ守りを保証してくださるような、力ある方であることを経験させてください。
C.ブルームハルト、『夕べの祈り』、加藤常昭 訳、236頁
〔全地は主を畏れ/世界に住むものは皆、主におののく。/主が仰せになると、そのように成り/主が命じられると、そのように立つ。〕(詩編33・8,9)
2018年10月20日(土)
キリスト者は神さまのお心がこの世にあって力強くなされることを祈り願いします。それは神さまのお心を想像した人間が、人間の力によってなすことではありません。神さまがその全能のお力によって、また一方的な恵みの力によってなしてくださるのです。
その神さまの力あるお働きの中に生きるために私たちが祈るのは、まず私自身の心のうちに神さまの光を照らしていただくことです。神さまの光に、私の心が照らされるならば、神さまの力ある働きが、今もこの時、行われていることを知ることができるのです。神さまの力ある働きは、時に目に見えないものです。しかし神さまのみ光に照らされるならば、その目に見えないものを見る者へと招かれるのです。