われらの祖国があなたに身をゆだね、この困難な時代にあってもあなたへの愛がめざめるようにしてください。
C.ブルームハルト、『夕べの祈り』、加藤常昭 訳、234f頁
〔イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。『隣人を自分のように愛しなさい。』〕(マタイ22・37~39)
2018年10月18日(木)
神さまの愛の中に立ち続けたいと思います。神さまを愛することと、自分を愛するように隣人を愛することの中に立ちたいと思います。
神さまを愛することは、神さまを礼拝することです。日々に神さまを敬い、神さまのみこころを問いながら生きることです。そして何よりも日曜日の礼拝を大切にすることです。
そして自分を愛するように隣人を愛します。
一番身近な隣人とは、自分自身です。自分を愛します。自分を正しく愛します。自分勝手は正しく自分を愛していることにはなりません。正しく自分を愛するならば、おのずと隣人を愛するように導かれていきます。この自分への愛は、神さまへの愛によって生まれます。
神さまを愛し、自分を愛する愛に導かれて、隣人を愛する者へと導かれます。
私の隣人とはだれでしょう。イエスさまはこの問いに「だれが・・・隣人になったと思うか」と問いで答えられました(ルカ10・36)。だれが私の隣人なのかと考えるのではなく、自分が隣人になるのです。
私たちは世界のすべての必要に答えることはできません。私にできる一つのことをします。
ブルームハルトは「祖国」のために祈っています。私たちも日本の国のために、為政者たちのために祈らなければなりません。すべてのものが神さまへの愛にめざめるように、と。そのように祈ることは私にできるまず一つのことです。