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柳澤桂子、『患者の孤独』

一部の医師は、病気に対して、死に対して傲慢である。医学に対して傲慢である。このような、自然に対する畏敬の念が欠けているところから、患者に対する傲慢さも出てくるのだと私は感じている。

柳澤桂子、『患者の孤独』、草思社、2003年発行、171頁

病名の分からない症状の中で、身体的な苦しみに重なり、その病気の理解されない苦しみの中につづられたことば。

この「医学」を「神学」に、「医師」を「牧師」に置き換えることも可能ではないかと思いました。神学に対して傲慢な牧師は、結局のところ神さまに対する畏敬の念が欠けているのです。このような、神さまに対する畏敬の念が欠けているところから、信徒に対する傲慢さも出てくるのです。

神学に対して常に謙虚に向かいたいと思います。


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