魂のしらべ
2017年12月5日(火)

その声は、まだ人生の門出らしい門出もせぬ小さい娘の心に、祈りの現実性、またおとなが本気で、神と相対しているおごそかさを、理屈によらず、魂のしらべとして、心の奥深くに刻みつけたのであった。

〔関谷綾子〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
371頁

「望みを抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。」(ローマ12・12)

関谷綾子の父は森明牧師、森明の父は森有礼、この森有礼の未亡人が「寛子」で、この文章の祈りの人です。明の母であり、綾子の祖母となります。

祈る姿の美しさは、そこにおられる神さまの現実と深く結びついています。魂のしらべとして感じられる祈りと感じられない祈りがあるように思いますが、私の祈りはどちらであるのかと深い反省をもって考えさせられます。


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