嘘と自由
2017年11月14日(火)

およそ、嘘というものは、それがどこから生まれて来たものであっても、常に必ず、奴隷状態をもたらすものであります。物質主義が盛んになるにつれて、人間もだんだん動物のように訓練を受けるようになるのであります。人間の自由はもはや問題でなく、どういう風に仕込むかが問題となるのであります。なぜなら、自由というものは、もともと純粋に精神的なものだからであります。

〔S・カンドウ〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
348頁

「そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」(ヨハネ8・32)

 精神的なものである自由が守られるためには、真理が必要である、ということでしょう。嘘、偽りは私たちをどんどん不自由にしてしまうのです。


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