人の嫌がること
2017年11月13日(月)常に私の生涯に深い感覚を与えるひとつの言葉を皆様のまえに繰返したい
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マウント・ホリーヨーク・セミナリーと言う女学校は非常な勢力をもって非常な事業を世界になした女学校であります。
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価値ある魂を持って居ったメリー・ライオンと言う女でありました。
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彼女の女生徒に斯(こ)う言うた、他の人の行くことを嫌う処へ行け、他の人の嫌がる事をなせ。
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これが世界を感化した力ではないかと思います。他の人の嫌がることをなし、他の人の嫌がるところへ行くという精神であります。
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何時でも正義のために立つ者は少数である。それで我々のなすべきことは何時でも少数の正義の方に立って、そうしてその正義のために多数の不義の徒に向って石撃をやらねばなりません。〔内村鑑三〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
347頁
「狭い門からはいりなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいって行く者が多いのです。いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。」(マタイ7・13)
「小さな群れよ。恐れることはありません。あなたがたの父である神は、喜んであなたがたに御国をお与えになるからです。」(ルカ12・32)
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます。」(ヨハネ12・24)
イエスさまが喜んでくださる道を選び取って生きることがキリスト者の生きる道であり、そこにこそ人生の祝福があります。人間として造られた者の祝福があります。
その道は、この世の称賛を受ける道でないかもしれません。このようの豊かさの道ではないかもしれません。魅力的な道ではないかもしれません。しかしいのちの道です。