魂の奥底に
2017年11月1日(水)

あなたの宗教は、心の宗教でなければならない。
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あなたは、自分の目に、(どんな言葉でも表現できないほどに、)小さい・卑しい・見すぼらしい・けがれた者でありなさい。キリスト・イエスにある神の愛によって、仰天して、ちりのように自分を考えるほどに、謙遜になりなさい。
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そうすれば、あなたが今、この地上で、神と共に歩いていると同じように確実に、あなたは、また、栄光の中で、神と共に支配するだろう。

〔ジョン・ウェスレー〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
335頁

「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。」(マタイ5・3)

 心の貧しい者とは謙遜なものということです。ただ謙遜という徳を積み上げるのではありません。いわゆる徳を積み上げている者は心の豊かな者であって心の貧しい者ではありません。自分がこの地上で誰よりも塵に等しい者であるというところに立ち続ける者が心の貧しい者です。これは人間わざではありません。十字架の主キリストを見上げることによってのみ成していただける神さまの奇跡です。


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