, ,

底から支える救い

底から支える救い
2017年9月28日(木)

もろもろの幸福論は、行き行きて未だ倒れ伏さない間に、私たちを助けてくれる杖やステッキのたぐいである。それはそれなりに意味をもつであろう。しかし行き行きて倒れ伏したときには、もはや杖やステッキでは間に合わなくなる。倒れ伏した者を底から支える救いだけが、最後まで間に合う救いなのである。

〔北森嘉蔵〕

『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
296頁

「そして自分から十字架の上で、私たちの罪をその身に負われました。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるためです。キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。」(第1ペテロ2・24)

行き行きて倒れ果ててもなおその底から支えて下さる主イエスさまの救いの御手があります。どん底に落ち込んでしまっても、なおそのどん底よりもまだ深い底に主の十字架は輝いています。


投稿日

カテゴリー:

, ,

投稿者:

タグ: