死にそなえて
2017年9月16日(土)神はあなたが受ける死と罪と陰府との試練をもみ子の上に移し、あなたがそれらの攻撃に耐えるようにあなたに教え、それらの攻撃があなたをそこなわないようにし、その上耐えやすいものとなしたもう。
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それゆえに、神が死と罪と陰府とに対し、かくもくすしく豊かな測りしれない恵みとあわれみとを私たちにほどこしたもうことを、私たちは大いなる喜びをもって心から神の聖なるみこころに感謝するよう、心を用いなければならない。そして死をひどく恐れず、ただただ神の恵みをたたえ、愛さなければならない。〔ルター〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
284頁
「そこで、子たちはみな血と肉とを持っているので、主もまた同じように、これらのものをお持ちになりました。これは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし、一生涯死の恐怖につながれて奴隷となっていた人々を解放してくださるためでした」(ヘブル2・14,15)
死と罪と陰府。これらが人間を縛っています。その縄目から解き放つために御子イエスさまが十字架にかかられました。そして父なる神さまはその御子イエスさまをよみがえらせました。この御子イエスさまを信じ受け入れ、イエスさまとともに歩むとき、私たちは救われます。すなわち死と罪と陰府の縄目から解き放たれ、真実の自由と喜びの中に生きる者となります。