神のものは神に!
2017年8月25日(金)カイザルの神的正義は、私たちが神のものを神に帰する時に、光り輝き、力を持ち、確証されるであろう。他方、カイザルの人間的不正は、私たちが彼を裁くということによってではなく、私たちが神のものを神に帰するということによってあばかれ、裁かれるであろう。そのような時に、この世界、すなわち、このカイザルの世界におけるあなた方の生涯は、よく整えられた、つつしみ深いものになるであろう。
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神のものを神に帰する時、あなた方はカイザルのために祈るであろう。彼はそのことを、まさに必要としているのだ!
〔カール・バルト〕
『愛と自由のことば』
大塚野百合、加藤常昭編
日本キリスト教団出版局、1972年12月15日初版発行
2011年6月20日第14版発行
259頁
「そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです 」(第一テモテ2・1,2)
神さまは私たちに為政者たちのために祈るようにと言われました。キリスト者たちの祈りが為政者たちには必要なのです。神さまのものを神さまにしっかりとお返しすることができるように祈る必要があるのです。そのためには私たちキリスト者がしっかりと神さまのものを神さまにお返しする生活をいとなむことが必要です。